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【平成30年7月豪雨】NPOによる被災地支援の取組③「NPO法人岡山マインドこころ」 (2018年8月23日)

2018年08月28日 18:46 by youi_center
2018年08月28日 18:46 by youi_center

「真備町復興プロジェクト」
NPO法人岡山マインドこころの取り組み


 「NPO法人岡山マインドこころ」さんは、倉敷地域で暮らす、心の「病」を抱えた当事者・家族の方々が安心して生活できる、支援体制とやさしい地域づくりを目的に、平成14年3月に設立されたNPO法人です。
 活動の拠点が真備町箭田にあり、甚大な被害を受けられました。メンバーのみなさんがボランティアと共に泥にまみれたまちの災害ごみの運び出しに日々取り組まれ、活動拠点については復興のめどが立ってきたそうです。しかしながら、まだ泥が残る地域もあり、もしかしたら今後家々は解体され、誰もいなくなるかもしれないという危機感をも抱かれています。
 そこで岡山マインドこころさんでは、団体の復旧のためではなく、「被災した家の改修費など、まちの復旧・復興に使える義援金」を集めることを目的に、「真備町復興プロジェクト」を立ち上げられ、募金活動に取り組まれています。


 代表 多田伸志さん からのメッセージ

 
 お世話になっております、NPO法人岡山マインド「こころ」の多田です。勝手ながらなのですが「真備町復興プロジェクト」の趣意書を日本全国にお送りしております。ご一読してやってください。よろしくお願いいたします。

 この一か月、泥にまみれたまちの家々の災害ごみの運び出しにボランティアの人たちと精進いたしました。ここ箭田地区中心部は、みなさんのおかげでかなり災害ごみの撤去はしていただいた気がいたします。しかし、まだまだ、西の地域はこれから、まだまだ泥まみれの街並みがたたずんでいます。

 私たち岡山マインド「こころ」は、吉備土手下麦酒醸造所の永原さんのSNSの呼びかけで、400万円を超える義援金をいただました。水没したマインド作業所も、災害支援組織からの資金援助もあり、復興のめどが立ってまいりました。私たちの製麦工場とグループホームはかろうじて60センチ床上浸水ですみ、現在は仲間の皆さんにボランティアのおかげで、磨き上げていただき、復旧し、精神科病院に避難入院されていた仲間も8月1日をもって戻ってこれました。

 奇跡です。まちに誰もいなくなり、私たち障害者が暮らしている・・・でもこれは異常な風景です。私たちは精神病院からまちに、この営みを大切にしてきました。でも、今はまちの人たち皆が被災者・・・もしかしたら家々は解体され、誰もいなくなる・・・このまちが復興しなければ私たちがいる意味がありません、そんな危機感の中にいます。

 添付いたしました呼びかけをさせていただきました。旗を上げたい、できるだけ早く、まちを出ていく選択をせねばならない人たちに、もう一度このまちで一緒に暮らそう、そんなメッセージを届けたいのです。みんな真備町が好きなんです、このまちで「一緒にやろう!」、新たな復興への旗を上げたいと思います。

 趣意書を添付いたします、この義援金はマインドの復旧には使いません。まちの被災した家の改修費等に使わせていただきます。よろしければ拡散していただけたらありがたいです。マインドのホームページからダウンロードもできます。よろしくお願いいたします。

 「コトノネ」という冊子があります。今月発売の27号に私たちマインドと24時間全開放病棟の精神科病院まきび病院(真備町)が特集されます。「コトノネ」フェイスブックに真備の水害のレポートを4本載せていただいております。こちらもご覧ください。


NPO法人 岡山マインド「こころ」
多田 伸志


「真備町復興プロジェクト」趣意書


7月豪雨災害に関する義援金や支援金は数多く存在します。
募金をする際には、それぞれに設けられている趣旨や使途を確認し、共感できるところに募金しましょう。

趣旨を明確に打ち出されているマインドこころさんのプロジェクト、募金先のひとつとして、ぜひご検討ください。

「NPO法人マインドこころ」の募金活動
「NPO法人マインドこころ」HP

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